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    【観戦者調査論】Jリーグ観戦者調査を実施 (2014.05.27)

     Jリーグは2004年から全試合会場においてスタジアム観戦者調査を実施しています。このうち、アルビレックス新潟の実地調査は、2010年よりJリーグ事務局からの委託を受けた本学の福田 拓哉 准教授が実施しています。

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    調査に参加した学生達

     今年度の調査は5月17日(土)にデンカビッグスワンスタジアムにて開催されたJ1リーグ第14節アルビレックス新潟対名古屋グランパスエイト戦の試合開始前に行われました。今回は観戦者調査論を受講するスポーツマネジメント学科の2〜4年生16名が調査に参加。前日までの講義を通じ、本調査の意義や注意点をしっかりと学んできたものの、多くの学生達にとっては初めての現場です。
     「Jリーグの各クラブがこの調査の結果を参考にします。間違った方法で調査を行なえばそのクラブの将来を変えてしまう可能性があるので、とても緊張しました」と井上 祐子さん(スポーツマネジメント学科3年)。
     しかし、いざ調査が始まると、「調査への協力を依頼するだけでなく、何か一つ会話をするよう心がけました」(志田 和弥さん:スポーツマネジメント学科3年)というように、学生達は積極的に観戦にいらした方々へ声をかけていきます。その結果、必要な回答数を無事確保する事ができました。

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    調査時の様子

     「観戦を楽しみにして来た貴重な時間なので、調査に協力してくださる方はあまりいないと思っていましたが、沢山の方に協力いただき、新潟のサポーターの暖かさを感じました」と志田さん。また、井上さんも「ファンやサポーターの方々に助けて頂いたことが多々あり、とても感謝しています」と感想を語ってくれました。
     福田准教授は、「調査設計やデータ分析の仕方を学ぶ事はもちろん重要ですが、それ以上に実際の現場でファン・サポーターの皆さんがどのように過ごしているのか、クラブに対してどのような気持ちを抱いているのかという事を実感できたことが大切だと思います。その上で、得られたデータを活用して、今後のマーケティング戦略を立案・実行できる人材を育てていきたいです」と語りました。
     調査結果は12月頃Jリーグ公式サイトなどで発表される予定です。

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    調査前に実施頂いたロッカールーム見学