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体操競技部

森 赳人 監督インタビュー

3月18日(木)に「加茂市体操トレーニングセンター」で行われた、海外とのオンライン交流戦について、本学 体操競技部 森赳人 監督にインタビューを行いました。

なお、試合に参加した選手のインタビューも行っております。そちらの記事に関しましては、来週公開予定となっております。

・対戦相手:陸軍士官学校(アメリカ)


新潟経営大学

体操競技部監督

森 赳人

【学歴】
2007年 日本体育大学体育学部体育学科卒業
【主たる職歴】
株式会社コナミスポーツクラブ(2007年4月~2017年7月)
JOCスポーツ指導者海外研修員(2015年7月~2017年7月)


1.どのような思いで『新潟から世界へ』を合言葉に『ドリームプロジェクト』を立ち上げたのか


新潟経営大学から「日本代表」を輩出したい、という思いで「ドリームプロジェクト」を発足。また、部活動に意味を持たせるためにも、選手たちが自己満足のために日々練習を行うだけではなく、様々な人との関わりを持つことで、成長していってもらいたい、という思いや、部活動の枠を超え、地域から応援してもらい、選手たちの活動を地域貢献に繋げていきたい、という思いもある。このプロジェクトを通し、選手たちへの“ 応援 ”を応援する人たちの“ 感動 ”にかえていきたいと考えている。

2.今回の交流戦、開催に至った経緯について


イギリスに留学(監督自身が)していた際に知り合った、大会映像配信プラットホーム「Virtius」のオーナー(イギリス人)から、「オンライン交流戦にゲストし参加しないか」と声を掛けてもらったのがきっかけとなった。そのオーナーが目をつけていたビジネスこそが、日本×アメリカのチャンピオンシップ。「新潟から世界へ」をサブタイトルに「ドリームプロジェクト」を立ち上げていたため、素晴らしい取組みに参加できることに喜びを感じた。

3.どのような交流戦およびシステムだったのか


NCAA(全米大学体育協会)の公式試合(オンライン&対面)に、新潟経営大学がゲストとしてオンラインで試合に参加。実施するにあたり会場の許可申請が必要となり、会場である「加茂市 体操トレーニングセンター」では、カメラのアングルや位置などの調整を細かく行った。公式試合当日の審判員は、オンライン上に4名、各会場に1名ずつ配置。3次元のものを2次元で採点されることに課題を感じていたが、カメラ上で分からない部分は現地の審判員が評価を行っていた。

4.交流戦を終えてみての感想


素晴らしい取り組みであり、選手たちにも良い刺激となった。今回のオンライン交流戦では、いつも選手たちが参加している試合で適用されている日本のルールとは異なり、NCAAのルールを適用した試合だったため、1人の失敗が勝敗を左右するようなものだった。そのため、1回の演技にかける想いも普段以上。緊張したり、心の余裕がなかった選手もいたが、普段経験できない海外の選手との交流戦に、「いい経験となった!」「コロナ禍の中だったが、開催できてよかった」「観客が多くて緊張したが、楽しくできた!」などの感想が聞け、改めてこのような取組みができて良かったと感じた。

5.今後の「ドリームプロジェクト」の活動について


現在、3つの会社からサポート(エイド・スポンサー)を受けることが決まっている。直近であれば、4月中旬に開催となる「全日本選手権」に出場する選手のシャツにスポンサーロゴをつけることとなっており、これは東海北信越ブロックの大学体操競技部で初!の取組みとなる。

また、選手自ら、地元 加茂市の体操クラブの子供たちに体操競技の指導を行っており、このような活動を含め、地域貢献に繋げていきたいと考えている。

試合当日、選手にアドバイスをする森監督

インタビューを受ける森監督