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    【経営学実地研究(観光まちづくり県央)】加茂市七谷に観光資源調査・研修会を実施しました (2021.05.27)

     経営学実地研究(観光まちづくり県央)では5月15日(土)、加茂市ルーツと伝わる里山、七谷(ななたに)の観光資源調査と研修会を開催しました。終日かけて『なつかしい未来』の観光資源宝さがしに奔走しました。

    ■粟ヶ岳の麓、加茂の水源地から冬鳥越えバラ園の丘などの自然資源の宝、■一面苔むした参詣道と石川雲蝶の166年前の彫刻芸術群や寺院の天井画にひたる芸術資源の宝、■戦国時代の山城、高柳城址に眠る戦術地形、■100年前の造り酒屋蔵、旧七谷郵便局の88年前モダン建築と現役のカフエ、昭和レトロな蒲原鉄道車両、駅舎の歴史資源の宝など、『なつかしい未来資源』の調査ができました。
     きわめつけは、創業120年、「善作茶屋」の岩清水でつくるトコロテン伝統技術と山深い里山に眠るホンモノの石川雲蝶アート群でした。時空を超えたホンモノだけがもつ価値に一同感嘆詞の声でした。

    自然資源・生活の知恵資源・歴史文化資源・産業資源・名人資源の調査にて81点、文献調査で115点、合計196点の基礎資源の収集と記録を入手することができました。これらの地域資源を12ヶ月フェノロジーカレンダーに分類し、「時間と場所」を一致させ観光資源として物語化に変容する段階に入ってきました。
     詳しい地域資源環境分析、市場機会分析、ビジョン及びミッションづくりは今後の研究となる予定です。

    (文責:近藤政幸)