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    冬の海は観光資源となり得るのか 出雲崎町経営学実地研究の聞き取り調査 (2021.11.09)

    出雲崎町の観光を考える経営学実地研究は、今年で3年目を迎えました。

     今年のテーマは、冬の海は観光資源となり得るのかです。これまでは出雲崎町の道の駅、天領の里の観光開発を主にやっていました。

     みなさんの中にも天領の里を訪れた人は多いと思いますが、言うまでもなく春夏秋のオンシーズンは、海を背景にした風光明媚な場所、ロマンチックなデートスポットとして定着し、特に太平洋側では見ることができない海に沈む夕陽を眺めることが出来る場所としては、県内でも屈指のスポットとして知られています。しかし、オンとオフの差が悩みの種となっています。12月から2月までの冬の海対策が通年観光対策の大きなネックとなっています。

     今年の経営学実地研究は、この差に着目しました。冬の海に人は呼べないのか。この冬の海観光対策は、出雲崎町だけの問題ではなく、新潟県全域の問題でもありますが、強風、荒れ狂う波、波が崩れる海鳴き、そして雪と海という太平洋側にはない風景、人を寄せ付けないような恐怖を感じるような夏のイメージとは真逆な海の表情も、見せ方を工夫すれば、非日常としての風景として人を呼び込める資源になるのではないかというのが、今年のテーマに至った発想です。

     この日は、天領の里の嶋野仁支配人、また町議議会の島明日香議員に冬に海などについて話をお聞きしました。

    天領の里にて聞き取り調査を行う 観光経営学学部の学生(左)