観光経営学部・学科

※2021年度より経営情報学科内の分野に移行します。


観光経営学部

経営学をベースとして、観光の専門的な知識を身に付けることにより、多角的な視野から地域の発展に貢献できる人材を育成します。 “継続的に価値を創りだす” ために経営学の知識を身に付けるとともに「レジャー・まちづくり」「アグリ・フードビジネス」「英語・ツーリズム」「ホテル・ホスピタリティ」の4コース制を取り入れることにより、自己実現に向けた高い専門性と実践力を身に付けます。 観光経営学部では、人と地域を結びつけて“ いつまでも元気な地域” を創造する人材を送り出します。

観光経営学部 観光経営学部

将来の活躍の場

一般企業の企画・開発部門、公務員・観光行政関連(観光・国際交流関連)、商工会議所・観光協会など2年次からのコース選択でさらに専門職への道が拓けます。

地域活性化のリーダーを育てる

観光経営学部学部長 教授 ツェリッシェフ・イワン

観光経営学部のカリキュラムは、⑴旅行代理店、鉄道、航空、ホテルなどの業界を志す「旅行産業領域」、⑵まちづくり・フードビジネスなどで地域活性化を学ぶ「観光地域領域」、⑶英語やアジア言語を修得して異文化交流を深める「グローバルマインド領域」で構成されています。
将来は、ふるさとに誇りを持ち、グローバルステージで活躍できる「人財」の輩出が学部のミッションです。
特に紹介したいプログラムは、学生が主役となり展開する「イニシアチブプロジェクト」です。地域と連携し協働する時間は、学生個々が世界でただひとつの「自分物語」を残す貴重な経験となります。
社会の課題、地域の課題、そして自分自身の課題解決に向けて、一緒に未来を描きましょう。

教育方針

アドミッションポリシー(受入方針)

(1)観光を通じた地域の活性化やまちづくりに興味・関心が高く地域社会のために活躍したい人

(2)ホスピタリティ精神が旺盛で旅行、宿泊、交通、ブライダル、各種レジャー施設等観光産業に興味がある人

(3)英語をはじめとして外国語に興味があり、これらを活かし観光産業や各界で活躍しようとする人

(4)観光を通じて経営、経済、マーケティング、会計、一般教養など
 幅広い知見とコミュニケーション能力を身につけたい人

(5)観光を学びこれらを通じて自治体職員あるいは教育界において活躍したい人

(6)地域産業とりわけ農業や食に興味・関心が高く広く当該産業界で活躍したい人

(7)経験豊かな社会人の学びの場を設定し、条件を整え選抜を行う

 

ディプロマポリシー

教育研究上の基本目的に照らし、次に掲げる「1.知識・理解」「2.汎用的技能」「3.態度・志向性」を総合力で活用し、社会に内在する課題を見出すとともに、自らもしくは多様な他者との協働をとおしてその解決を導き、持続可能な地域の発展をけん引する中核人材の卵に学位を授与します。

1.知識・理解

文理融合人材として、学際的な教養と自らの専攻分野を有機的に関連づけて活用できる

2.汎用的技能

(1)コミュニケーション・スキル
 日本語と英語もしくは他言語による対話技能を修得している
(2)数量的スキル
 自然と社会の事象を「客観的」「定量的」に理解できる分析技能を修得している
(3)情報リテラシー
 「Society5.0/Industry4.0」がもたらす「新たな知識創造社会」において、当該社会の倫理観を有し、多角的に情報を収集し解析できる情報技能を修得している
(4)論理的思考力
 既成観念にとらわれない批判的かつ多角的な視点を持ち、論理的に意思決定できる最適化技能を修得している
(5)問題解決能力
 自らもしくは他者との協働をとおして課題を発見し、解決に向けて情報を収集・整理・分析してその問題のソリューションを導き出す技能を修得している

3.態度・志向性

(1)自己管理力
 自らを律し、未来志向の発想で自己の様々な活動を計画できる
(2)チームワーク・リーダーシップ
 協調性に富み、他者と方向性を共有する意識と、目標の達成を率先して活動できる
(3)倫理観
 社会規範かつ自己の良心にもとづき行動できる
(4)社会的責任を果たす能力
 社会の一員としての義務を果たすとともに、適正な権利を主張できる
(5)生涯学習能力
 一生を通じて知的欲求を絶やすことなく、自らが進んで学習できる

概要

県内唯一の観光系学科である観光経営学科では、まずは経営学・語学を中心に学びの基礎を築き、そして「観光」を切り口に各コースの専門知識を学び、地域を元気にする活動ができる人財の育成をしております。
講義室の中での座学以外に、コース実習、経営学実地研究など学外に飛び出しての授業が豊富であることも特徴です。
また、世界大学ランキング1位のオックスフォード大学への中長期(3カ月以上)留学をはじめとする多彩な海外留学プログラムを用意しており、挑戦した学生たちは 異文化を吸収し、帰国後はグローバルな視点とローカルな視点を併せ持ち、積極的に地域の課題解決に取り組んでおります。
地域を元気にする活動は、正解がひとつだけという問題に取り組むこととは違います。幅広い知識や自分の経験などを総動員し、周りのみんなが納得できる解(活動案)を導き出し、活動に邁進することが望まれます。
皆さん、一緒に地域を元気にしていきましょう!

コース紹介

レジャー・まちづくりコース

それぞれの地域には、自然や景観、伝統、文化などの観光資源があります。その付加価値を高め、観光客の欲求とニーズに応えることが大切です。また、地域の環境を護り自然の魅力を生かす考え方を学ぶ必要があります。地域振興とまちづくりのリーダーを養成します。

レジャー・まちづくりコース

将来のイメージ

レジャー・スポーツ産業、リゾート開発企業、アウトドアメーカー・地方自治体 など

コースの魅力

想像力あふれる地域振興のリーダーに!

近年注目されているクリーンな自然エネルギーと環境についても学びを広げ、単に理論に留まらず、フィールドワークや実習を通し、まちづくりなどの地域振興に役立つ知識を身につけます。

アグリ・フードビジネスコース

今、農業はビジネスや観光として新たな視点から捉えられています。農業と食、そして安全・安心を、観光とマネジメントの視点から追求し、新たなビジネスを創出する人材を育成します。

アグリ・フードビジネスコース

将来のイメージ

農業法人、食品加工・開発会社、レストラン、農業協同組合 など

コースの魅力

農業県新潟の特色を活かした特徴ある学び

新潟県は農業県であり、越後平野の中央に位置する本学は、アグリ(農業)やフード(食)ビジネスを学ぶには絶好の好環境。
経営・ビジネス・観光という視点から授業を展開し、考察力を養い、また基盤となる実習も重視しています。

英語・ツーリズムコース

マネジメント能力を身に付けると同時に、徹底した英語教育を実践し、第二外国語(中・韓・露のうち一つ)も身に付けます。語学と観光を学びグローバルな交流を創造する人物を目指します。

英語・ツーリズムコース

将来のイメージ

旅行代理店、航空業界(エアライン)、マスコミ・出版業、観光ガイド など

コースの魅力

国際交流の場を創り出す

地域の魅力を世界中に発信し、人を呼び国際交流の場を創り出せるマネジメント能力と語学力を身につけます。業界に精通した先生やネイティブの先生などによる指導を受けることができます。

ホテル・ホスピタリティコース

ホテルをはじめとする宿泊産業において高いマネジメント能力をもつ人材を育成します。また、ブライダルなど冠婚葬祭産業についても学びます。これらの業界においてリーダーとして活躍できる人を育成します。

ホテル・ホスピタリティコース

将来のイメージ

宿泊産業、ブライダル産業、外食産業 など

コースの魅力

多彩な実習先との連携で創造力とホスピタリティを養成

企業での実務研修で理論の裏付けを図り、高い知識とスキルを身につけることで、より付加価値の高いサービスを提供でき、自ら企画・提案できるホスピタリティあるふれるリーダーとしての知識を養うことができます。

目指す資格

本学科で目指す資格は次の通りです。
この他にも、秘書士・リテールマーケティング(販売士)検定、実用英語技能検定、TOEICなどさまざまな資格取得を支援しています。

国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者

国家資格であり、旅行業者は各営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任し、管理及び監督業務を行わせる事が義務付けられています。

通訳案内士(通訳ガイド)

通訳案内士法の規定により、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。

ホテルビジネス能力検定

ホテル実務と業界動向をふまえた能力認定試験であり、基本的な知識からホテルマネジメントに関する分野まで、ホテル業界で必要とされる業務スキルが身につきます。

観光英語検定

旅行や観光時のさまざまな場面での専門的な用語や言い回しなどが含まれた英語で、一般的に中学・高校で習う英語とは一味違った英語が身につきます。

日商簿記検定

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにするものです。経営方針や事業展開を立案する際に必要な情報を提供します。

PC検定

主としてビジネス文書の作成が問われる「日商PC検定試験(文書作成)」と、主として業務データの活用が問われる「日商PC検定試験(データ活用)」と、目的に応じた適切で分かりやすいプレゼン資料を作成できるかを問う「日商PC検定試験(プレゼン資料作成)」の3分野があります。

イベント検定(一般社団法人日本イベント産業振興協会)

インバウンドと交流人口拡大に向けて、国際会議、見本市、スポーツイベントMICEから地域イベントまで年々拡大しています。現在イベント企画・計画からイベントマネジメント資格者が求められています。特にツーリズムビジネスの現場では、PCO(会議・展示会プロデューサー)やEO(スポーツイベント、インセンテイブのプロデューサー)のスキルが問われる業務が拡大しています。

学びのステップ

カリキュラム

レジャー・まちづくりコース関連科目(抜粋)

□地域とビジネスⅠ・Ⅱ □まちづくり論 □まちづくり実習Ⅰ □レジャー&アウトドア実習Ⅰ・Ⅱ □環境と自然エネルギー
□テーマパークとリゾート □地域とイベント □スキー産業論 □観光と開発 □世界遺産論 □まちづくり実習Ⅱ
□観光調査法

アグリ・フードビジネスコース関連科目(抜粋)

□農業と観光 □フードビジネス論 □アグリ・フード実習Ⅰ □農業ビジネス論Ⅰ・Ⅱ □アグリビジネス起業論
□グリーンツーリズム特論 □農業政策論 □アグリ・フード実習Ⅱ・Ⅲ □農業経営論 □食と文化 □商品の開発Ⅰ・Ⅱ

英語・ツーリズムコース関連科目(抜粋)

□異文化コミュニケーション □通訳ガイド入門 □通訳ガイド演習Ⅰ □旅行ビジネス論 □旅行業法 □観光産業実習Ⅰ
□旅行実務演習 □観光地理 □パブリックスピーキングⅠ・Ⅱ □通訳ガイド総合演習Ⅱ・Ⅲ 
□ビジネスイングリッシュⅠ・Ⅱ □航空ビジネス論 □交通サービス論 □観光産業実習Ⅱ

ホテル・ホスピタリティコース関連科目(抜粋)

□宿泊産業論 □ホテル経営論 □旅行ビジネス論 □セレモニー産業論 □宿泊関連産業実習Ⅰ・Ⅱ
□ホスピタリティ産業の人材管理 □民宿・旅館経営論 □着物文化と演習 □ブライダル論 □ブライダル演習 □秘書概論
□秘書実務 □サービスと接遇

その他

単位互換制度

他大学との単位互換協定により、以下の協定大学の講義科目を受講することができ、修得した単位は本学の進級・卒業に有効な単位となります。

□長岡技術科学大学工学部  □新潟中央短期大学幼児教育科

資格取得単位認定制度

簿記検定(日商・全商・全経)や販売士検定、情報処理技術者試験などの資格を取得することによって関連する科目の単位として認定する資格取得単位認定制度を設けています。入学前に対象となる資格を取得した場合もこの制度が適用されます。