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体操競技女子元日本代表の宮川紗江さんをお招きしてて講演会を開催いたしました。 (2021.07.20)

 スポーツマネジメント学科1年生必修科目「基礎演習」ではこのほど、外部講師として前回の2016年リオデジャネイロ・オリンピック体操競技女子日本代表の宮川紗江さんを講師として招き、「栄光と挫折 そして完全復活」をメインテーマに講演会を開催しました。

 宮川紗江さんは、2歳から体操競技を始め、2014年にナショナル選手に選出されました。そして同年7月の全日本体操種目別選手権大会の跳馬で優勝しました。また2015年の世界選手権に出場、2016年のリオ・オリンピック日本代表に選ばれ、団体、種目別ゆか、種目別跳馬に出場し、団体では4位入賞のメンバーとなりました。 今回の課題は「与えられた機会から自分の利益の創出ができるか、インプットの後にアウトプットをすること」です。元オリンピック選手で、現在は次回2024年のパリ・オリンピックを目指してプロ選手として日々の練習に励んでいる宮川さんの話を自分の中の成長過程に置き換え、今後に活かすようなアウトプットをしていくことが、今回の授業の目的です。

 「栄光と挫折 そして完全復活」と題した講演の冒頭の自己紹介の中で、宮川さんは中学一年生の時に「私は強いんだ」と天狗になって練習をしなくなり、それをコーチに見抜かれて、すべての大会出場をキャンセルさせられたことを告白しました。しかし、その後は立ち直り地道に努力を重ね、前回のリオ・オリンピック出場を果たし、また今回の東京オリンピックの出場はかなわなかったものの、次回のパリ・オリンピックに向けて取り組んでいると、自分の歩んできた過程を話しました。

 そうした自己紹介後に、①夢について(勘違い力)、②努力とは、③目標の立て方、計画性、④緊張との向き合い方、⑤健康管理、⑥自分の弱さを理解する――この6つのテーマに沿って話を進めていきました。この中で、宮川さんは夢を持つこと、将来の自分を想像すること、具体的に努力する内容をはっきりと決めること、一年、一ヶ月、一週間、一日の計画性が原動力になること、目標を「見える化」して、目標を周囲に宣言して妥協ができない状況に追い込むこと、などテーマに沿ってこれまでの経験をもとにしながら振り返りました。

 これに対して同じく、OWS(オープンウォータースイミング)でパリ・オリンピックを目指す渡辺柊さんから、「練習が嫌いの克服法はどうしたらいいのですか」の質問があり、宮川さんは「私もそうです。いつも怒られます」と話すものの、目標達成のために、なりたい自分を想像して目の前ことをこなしていくことが大切と話しました。

 講習会の最後には、6つのテーマとは別に「あなた達に伝えたいこと」として自分の可能性に希望と期待を持ち、自分の目標に突き進んで欲しいと呼びかけて、講演を締めくくりました。

 講演が終わって退室した後でもさらに質問に行く学生もいるなど、同世代のトップアスリートと接する貴重な機会を有効に活用しようとする姿勢がみられた講演会でした。

文:特任教授 大内斎之

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